長時間座ることが多い、座りっぱなしの方はハムストリングスやお尻の筋肉が硬くなりやすいのです。座った状態で頭が前に倒れて腕だけを使っていると腰部への負担がかなり大きくなってきます。
さらに、ハムストリングスは立位での身体を支える役目も担っているため、座りっぱなしだけでなく、お仕事などで日常的に立ちっぱなしの方も、大きな負担を掛けていることになります。
また、股関節を十分に曲げることができないと、骨盤も十分に倒すことができず、背骨の動きに頼ってしまうため、腰背部の筋肉も硬くなってしまいます。身体を前に倒すときには、その硬くなったハムストリングスが引き伸ばされるため、無理に動かそうとすると腰椎に負担がかかり、腰を痛めてしまうことがあるのです。
前屈動作は、背骨で上体を曲げていると思われがちですが、股関節や骨盤、足関節、ハムストリングスなどの様々な筋肉や関節が連動して動くことで動作が可能になるのです。
★特に緩めるべき筋肉⇒ お尻と股関節の周りについている筋肉
前かがみをはじめとする前屈動作を痛みなく行えるよう、特に座りっぱなし・立ちっぱなしの時間が長い方は、日頃から自身の身体をケアしておくことが大切です。